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想いのこもった世界に一つだけのブーケ

こんにちは。

 

いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます。

 

今回は、ご新婦様が必ずと言ってもいいほど、お持ちになるアイテムの「ブーケ(bouquet)」をご紹介します。

そもそもブーケってなぜ新婦が持つのでしょうか。

 

諸説ありますが、その昔、

ヨーロッパでは男性が女性にプロポーズするとき、

野の花を自身で摘み、それを束ねて結婚を申し込みました。

女性は「Yes」の場合、

その花束の中の1輪を、男性の胸ポケットに差してあげました。

これが、「ブーケ」と「ブートニア」の始まりとも言われています。

新郎新婦の愛の象徴なのですね。

そんなブーケですが皆様はブーケってどのように決めていくかご存じですか?一生に一度のドレスと同じくしてご新婦様が頭を悩ませながらお決めになるのは想像できますよね?

 

Instagramで見つけたオシャレだな~と思った物を再現して欲しい!

予算はあまりかけられないから予算内でとりあえず白っぽい色味で大丈夫です。。。とご相談内容は様々です。

 

そんな中、先日お手伝いをさせて頂いたご新婦様のブーケをご紹介させて頂きます。

 

元プランナーのご新婦様。ずっと結婚式をお手伝いしたかったと学生時代から夢いっぱいのご新婦様でした。多くのご新郎ご新婦様をお手伝いする中、ご自身の結婚式についてもとても夢いっぱいでいらっしゃいました。

あのドレスを着るから、会場のコーディネートはこんな色味にして、最近流行りのあの演出をして、おふたりの出会い…など、理想と夢がもうすぐ叶うとお打合せの中でもさらに膨らんで行きます。

 

もちろんブーケも昔からずっとかわいいと思っていて!とかすみ草をたくさん使ったブーケにしたい!と仰せでした。

 

しかし、打合せを重ねる中で気になることが一つ。

「なんで結婚式をしたかったのか?なぜご新婦様は結婚式というお仕事をしてきたのか?」ふとした際にお尋ねしてみました。

 

するとご新婦様から

「結婚式が夢という女性も多いハズ。そんな夢を身近で支えたいと思ったのがプランナーを目指したきっかけです。でも多くの方をお手伝いする中で感謝を伝える。ひとの人生を変えるチカラがあると知りました。だから私たちも結婚式をしたい。そう思ったんです。」

その時にご新婦様はブーケを変えたいと何かに気付いたように私に仰せになられました。

「今まで夢や流行りだけで決めていた。自分が結婚式の最中に持つブーケは今までの人生で感じた想いを乗せて運べるものにしたい。でもどうしたら・・・。」

 

 

そこから私とご新婦様の本物のブーケ探しの旅が始まりました!

しかしその旅はすぐに終わりを迎えます。

 

フローリストに相談したところ、ドレス、ご新婦様の出身、小さなころ好きだったもの、未来に向けた想いは?とご新婦様のプロフィールを根掘り葉掘り聞かれます。

 

ドレスはシンプルなAライン。王道の花嫁スタイル。

新婦様の出身は青森。

小さな頃は毒リンゴを食べて危険が及んでも、小さな小人の助けや王子様が現れてハッピーエンドになるという白雪姫のように、どんなに危険や嫌なことがあっても自分一人だけではなく周りの方の助けやキッカケから必ず良い方向に向かうように頑張りたいと。

今はコロナ禍で本来、挙げたい結婚式が挙げられない、飽きられてしまう方もいる。しかし結婚式は素敵なもの。幸せな時間であること。人生を肯定してくれる。だからこそコロナがあったからと言える一日だったと言える式にしたい。

 

すると、悩みながら、何回も書き直しながらもこんなデッサンが描かれます。

青森出身・白雪姫というキーワードからリンゴが思いついたとの事。しかしそのリンゴにも白雪姫のストーリーに今のコロナ禍の状況がきっかけになりより良い結婚式になり未来へと繋がるようにと想いを込めたとの事。

 

そしてリンゴを支えるバラやカーネーション、トルコキキョウの共通する花言葉の意味は「美」今後も未来に向けてお二人の結婚式が美しく、ゲストの心にも美しく輝くようにと添えました。

 

そしてそれらをまとめるリボンはネイビーカラー。アメリカやイギリスの軍隊の紋章にも使われるこの色は「誠実」「勝利」の意味合いを与えることができることからコロナ禍と向き合い、よいきっかけと言えるような出来事だったと言える未来と今を結んでほしいとリボンの色にもこだわりました。

そうして多くの意味合いを込め出来上がったブーケの提案を受け、ご新婦様は感動。

何よりもこんなブーケを想像もしていなかった。想いを込める。結婚式には必要なことだって分かっていたはずなのに。。。と喜び、このブーケに決定!!

そんな想いを込め出来上がったブーケがこちら。

このブーケは前撮りや写真撮影で持つだけではなく、結婚式という誓いの場でもつからこそ意味を成すと強く感じました。フローリストはどんな意味を込め、どんなシーンに持つのか。そこまでフローリストはイメージしご提案します。

白雪姫の小さな小人や王子様のように周りの方に支えられて。。。と、コロナ禍の結婚式でもゲストがお越しになるからこそ。絆と言うものをより感じ、見えるのでは?と想像と創造し、作成しているからこそ、チャペルやフラワーシャワーで皆様からの愛を感じてる瞬間に持っていてほしい!そう願っていました。

 

きっとこの写真をご覧になり振り返って頂ける未来はきっと違ったものになると信じています。ブーケは流行りや予算で決めるて行くことも、もちろんあると思います。しかし、一つ一つに想いを乗せるだけで未来は変わる。そんな結婚式をご一緒に。

 

みなさまはどんなブーケと一緒に一日を過ごしたいですか?

 

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