私たちに出来る心遣い
いつもKOTOWA京都中村楼のブログをご覧いただいている皆様、こんにちは!
早いものでもう9月。
すっかり朝晩は涼しくなり、秋の気配が感じられる季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
突然の夕立やエアコンの温度調節など気を付けてくださいね♪
さて、本日のテーマは・・
<ユ ニ バ ー サ ル マ ナ ー>この言葉、皆様は聞いたことがありますか?
似た言葉で、【バリアフリー】という言葉がありますが、これらは全く異なる別の意味を持ちます。
ユニバーサルマナーとは、高齢者や障害者、ベビーカー利用者、外国人など、多様な方々を街で見かける現代。
私たちにとって、“自分とは違う誰かの視点に立ち行動すること”は、特別な知識ではなく、「こころづかい」の一つです。
多様な方々へ向き合うためのマインドとアクションこそが、ユニバーサルマナーなのです。
大切なことは、“自分とは違う誰かの視点に立ち行動すること”。
「困っている人を見かけたけど、声をかける勇気が出ない」
「実は迷惑になってしまうのではと考えると不安」
「どうやってサポートをすれば良いかわからない」
「声をかけたい」という思いがあっても、いざ行動にできないとすればそれは、多様な方々の視点が「わからないから」。
私たちには「知っているだけ」で、できることがあります。
だから、KOTOWA京都中村楼のスタッフはユニバーサルマナー検定を受検しているのです。
バリアフリーには、明確な基準があります。
例えば、建築物に関するバリアフリー基準として、床面積2000㎡の建物には、最低限適合させる必要がある「建築物移動等円滑化基準」と、できるだけ適合させる努力をするべき「建築物移動等円滑化誘導基準」のふたつが設けられています。
出入口、廊下、エレベーター、トイレなど建物内の設備に関して、「どのくらいの幅か」「数はいくつか」など細かく決まっており、チェックシートがあります。
例えば、“出入口”に関する建築物移動等円滑化基準は、玄関出入口の幅を80cm以上確保することとなっています。これが建築物移動等円滑化誘導基準になると120cm以上と定められています。
つまり・・・
段差がない=バリアフリーではないということ。
今は、バリアフリーではなく、ユニバーサルデザインと言われる更に皆様が使いやすい仕様のものが増えてきました。
人それぞれ求めるものは違います。
大切なのは、その方に合ったお手伝いをすること。
車いすの方、目が見えない方、耳が聞こえない方全員に対応出来ることはハード(建物)ではなくハート(心づかい)なのです。
特に車いすや杖をついていらっしゃるおじいちゃん・おばあちゃんのサポートをしているとよくおっしゃっていただく言葉があります。
「この階段は自分で降りられます」
車いすだからって、決して【歩きたくない】わけではないのです。
<なるべくなら自分の足で歩きたい>、<特別扱いしてほしいわけじゃない>という思い。
それは、個人を尊重することだと私たちは考えます。
車いすだから、歩けない。
車いすだから、階段を上がれない。
ではなく、自分で降りたいという想いを何より大切にし、安全にお過ごしいただくために手を差し出すこと、側で見守ること、それこそが人だから出来る心遣いだと信じています。
そして、それこそがおふたりの結婚式をおふたりはもちろん、そのご家族の皆様にとっても想い出深いかけがえのない時間になると、私たちは信じています。
KOTOWA京都中村楼だから出来る結婚式をこれからも創り続けていきたいと思います。