ウエディングレポート
おふたりとゲストの半分以上が
耳の聴こえない聾者
初めて出会った日からずっと
おふたりの願いは
『聾者と聴者の壁をなくす結婚式』
をつくること。
そしてその結婚式で伝えたい想いは
『聾者として生まれて幸せです』
ということ。
これは聾者の新郎様新婦様と
聴者のウエディングプロデューサーが
『一緒』につくりあげた
ありのままの、自分らしい、
奇跡のような、軌跡になる一日
新郎の姉が式を挙げたところがザ・リーヴス プレミアムテラスでした。
その姉がザ・リーヴス プレミアムテラスは良かったからまた行きたいと言ってて、気になって見学してみたらとても広く開放的で、披露宴も挙式も綺麗でした。
その時に担当していただいたウエディングプロデューサー川辺さんは、はじめましての時からとても良くしてくれて、耳の聴こえない私たちふたりのために、別室に案内してくれてじっくり話し、自分たちの想い描く結婚式はどんな感じなのかを話したら真摯に向き合ってくれました。
私たちの担当を川辺さんにぜひともお願いしたいと思い即日決めました。
私たちが好きでハマっていた、キャラクターのぬいぐるみをテーブルごとに1匹置いたり、ウェルカムスペースにはシンプルというよりも親しみと可愛さと思い出がギュッと詰まった飾り付けをしたり、缶バッジやしおりや手作りチケットなどで
おしゃれというよりもこんなところまで？！って思わせるような可愛さもぎゅっと詰めた！
可愛さだけではなく空や宇宙、月と太陽も入れて意味を込めた缶バッジデザインを考えたり、ケーキのデザインも完全オリジナルで考えたりして
聾と健聴対等に楽しめる私たちらしい結婚式にできたので嬉しかった〜！
当日は朝から小雨で晴れないかなーとお願いしていたら、お昼ごろにワクワクドキドキの挙式が始まった時に青空が見えて嬉しかった！
挙式で扉が開く前までにはあまりにも緊張していて、こんなにも緊張するのは人生で一番なのかもしれないと思った。
今日というSMILEdayのためにギリギリまで頑張って準備してきて良かったなという気持ちと、私たち全員みんな元気で会えることができた幸せと嬉しさと感動、そしてこの一つ一つの出来事は最初で最後のひとときなんだなという寂しさもあった。友達、先生方、親戚家族、みんなの顔が見れて、しかも1日に一気に私たちにとっての大切な人たちみんなと会えたという特別な日だった。
披露宴では私たちがみんなの前に座っていた時に、このみんながいる空間は二度と見れない景色なんだなと、、見渡す限り、耳が聴こえないこの人生は本当にみんなのおかげさまで私たちは幸せだったんだなと改めて実感した。
この景色、みんなの笑顔はいつまでも脳に焼き付けていたいと思った。
この景色をこれからもずっと憶えていこうと思えた。
その一生物の思い出となる大切な結婚式のために当日までずっと見守ってくれてサポートしてくださったウエディングプロデューサーの川辺さん、本当にありがとうございました！
川辺さんが最後まで見守ってくれたので安心して最後まで笑顔でやり遂げることができて、とても幸せだったと同時にこれで終わっちゃうんだなという寂しさというよりも、結婚式の打合せがまだあるという変な感じ、川辺さんとの打合せがあるからまた会える日があるようなそんな感じがして、とても不思議な心情だった。
結婚式が終わった後の帰り道には、
空も祝ってくれたかのように綺麗なオレンジ色に染まっていた。
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